救急搬送からの入院生活中の胃カメラ

当時、茨城県在住で労働者をしていました(20代女性)。

胃カメラを受けるきっかけは、元々酷い胃痛・十二指腸痛持ちでしたが、過労状態が続いていたある朝の出勤直前、急な胃痛で動けなくなり、そのまま救急搬送された事です。搬送時は、胃カメラをすると更に症状が悪化する可能性があると言う理由で、入院から10日後に検査となりました。

入院から1週間は絶飲食で、検査前3日間は水だけは飲んでも良い状態でしたので、事前の準備はほぼない状態でした。

検査直前に、看護士さんに喉にスプレーの様な麻酔を吹き付けて貰って、いざカメラとなりました。正直、そんなシュッと一吹きで麻酔の効果何てあるの?と半信半疑でしたが、案の定、そんな麻酔は効いていないのではないかと思う位の苦しさでした。今にして思えば、苦しくない麻酔ではなく、喉を麻痺させて閉めさせない麻酔だったのでしょう。看護士さんに抑え付けられ、苦しい事に精一杯で、カメラの映像を見ながら説明して下さる先生のお話も耳に入りませんし、そもそも画面を見る余裕もありませんでした。

結局胃カメラの苦しさがトラウマになり、きっと胃カメラよりは苦しくない筈と信じてバリウムでのX線検査も30代に入って体験しました。しかし、空腹状態にバリウムを流し込む所までは良かったのですが、検査台の上で転がされる事は想定外に気持ちが悪く、「胃カメラに大差で圧勝」とは程遠い結果になりました。

経鼻内視鏡は未体験ですが、入院中鼻から管を入れられていたので、細い管でしたがとてもあれが口からよりマシな状態とは思えません。

その後職場で無痛胃カメラ検査(麻酔)をなさった方のお話を伺った所、本当に全然苦しくないのだそうで驚きました。「全然大丈夫」、と笑われた時の衝撃が数年経った今も新鮮です。

以上の体験から、これから胃の検査を受ける方で、苦しくない検査をご希望の方は、麻酔での胃カメラ検査がお勧めです。特に嘔吐反応の強い方は絶対に麻酔がお勧めです。皆受けている検査だから、きっと大丈夫だろうと高を括っていて、辛酸を嘗めた自分の体験談です。

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