日本でピロリ菌の除菌薬が認可される前、1998年にカナダでピロリ菌を除菌しました

10代の頃から十二指腸潰瘍を何度も患い、胃カメラも3回ほど飲みました。カナダに20代後半で留学にきていた1998年に急性胃炎になり、医者に診てもらうと、こんなに何度も十二指腸潰瘍をやったり頻繁に胃が痛くなったりするのはピロリ菌がいるのではないかといわれました。

ピロリ菌のことはどこかで聞いたことがあったのですが、日本では治療する薬はまだ認可されておらず、日本では治療はできないときでした。今では風船ふくらませてピロリ菌がいるかどうか簡単に調べることができますが、当時は胃カメラ飲んで胃の組織を取るしか方法がかなったので、その時の医者はわざわざまた胃カメラ飲むのも大変だし、一週間くらい抗生物質飲んでも大した副作用もないからとりあえず飲んでみたらというのです。このお医者さんは韓国人の先生でアジア人の事はよくわかっているようで「99%ピロリ菌いると思うけどね」といってました。確かに胃が子供の頃から弱くて留学するのもかなり不安だったし、これで体調良くなるなら・・・と挑戦することにしたのです。

診察代は大学の保険があったので、診察代は大学の保険でカバーされましたが、処方箋だけはカバーされなかったので、当時入っていた、日本の海外旅行傷害保険で薬代は払ってもらいました。薬は一週間3種類の抗生物質を飲むだけで、こんなので本当に効くのかなーと半信半疑でした。胃炎も患っていましたが、特に副作用もなく無事すべての薬を終了しました。その後どれだけストレスが溜まっても胃に来ることがなくなったので、本当にピロリ菌がいたのでしょう。この時までは受験の前とか就職前に十二指腸潰瘍になったり、ちょっとストレスたまるだけで胃炎になっていて、いずれ胃がんになるのではないかと思ったくらいです。

一回で除菌できない人もいるそうですが、私の場合はその後も胃の具合は本当によくなり、もう胃の事で悩まされることはなくなりました。2012年に夫の仕事の都合で香港にいたときの健康診断でピロリ菌の検査が含まれていたのですが、その際も陰性との結果がでています。除菌後は旅行先で必ずミネラルウォーターを飲むようにしています。発展途上国では先進国からの輸入物のお水しか飲みません。

ピロリ菌はがんの原因になったり、様々な胃の問題を引き起こしますので、胃の不調が続く人は一度検査をおすすめします。もし菌の存在が確認されたら、すぐに除菌することをおすすめします。胃の調子がよくなるとストレスも軽減されますし、日々を楽しく過ごせます。

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