痛風歴19年で尿酸値改善。でもまだまだ体質改善&治療中

痛風の発作は本当に激痛です。何もする気が起きなくなったり酷い場合には寝ることすらできないこともあるくらいです。私の経験で最も酷かった時は2週間痛みが引かず、歩くこともままならなくなりお尻を付いて移動していました。

そんな痛風が発覚したのは25歳の時。最初に何かおかしいなと感じたのは仕事で仙台本社から東京支店にヘルプで3ヶ月ほど行った時で、歩いたり爪先を曲げると左足親指の付け根に違和感がありました。それから1週間ほど経つと腫れてきて靴を履くにも苦労してしまう状態になり、さすがにどこか体に異常があると感じたので病院で診てもらいました。その時の尿酸値は8.0を超えていて基準値を大きくオーバーしていたので痛風と診断されたのです。

痛風になりやすい原因として「男性」「肥満」「高カロリー食」「お酒」「がっちり体型」「ストレス」があるようなのですが、お酒以外は自分そのものとしか言いようがありません。もともと体育会系で筋肉質、仕事柄深夜残業や徹夜が多く座りっぱなしで運動どころか歩くこともほとんどない生活。さらには時間がもったいないと食事は早食いになり、仕事の合間の間食も多く、深夜2〜3時に夕食を摂るという「高カロリーからの肥満」に一直線でした。こんな生活だったのでストレスは溜まる一方、20歳で就職して発症するまでの5年間で10kg以上太ってしまったのです。

とにかく治療をしなければいけないのですが、病院からは尿酸の生成を抑える薬を処方されただけでした。多い時で年に2回は発作が起き苦しむことになるのですが、結局薬だけでは限界があるので根本的に生活習慣を改善しなければどうにもならないということなのかもしれません。

現在44歳になり痛風歴も19年と年齢の割にベテランの領域に入った感がありますが、ここ数年でやっと体質改善に成功して尿酸値の数値も基準値内で安定するようになってきました。薬は現在も飲んでいるのですが、一番問題だった肥満を解消できたことが大きいのではないかと思います。食事の見直しと運動というシンプルな方法なのですが、自分にベストな内容を見つけるのにはかなり苦労したこともあり効果はバッチリでした。2年かけてゆっくりと体重を落としトータルで20kg近く減らすことに成功し、尿酸値も6.0台と20年近く見ていなかった数値になることができたのでした。

このように長年付き合ってきた痛風も数値的には問題がなくなったのですが、医者曰く一度発症してしまった場合には基準値内でも発作は起きることがあるとのこと。そのため現在行なっている体質改善と薬での治療はしばらく続けなければいけないでしょうね。

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