ピロリ菌とは

ピロリ菌とは、学名をヘリコバクター・ピロリといい、細菌の一種です。細菌には、人の体にいい影響を及ぼすものもあれば、有害なものもあります。ピロリ菌は、胃や十二指腸などに様々な症状をもたらす、怖い細菌です。

この菌が体内に入ると、胃の中に住みつき、炎症を発生させます。ただし、この段階では症状が出ない人も多く、ピロリ菌を有する人の内7割は、何の症状も起こらない、いわゆる健康保菌者といわれる人たちです。しかし、残りの3割はこれが原因となって、様々な病気にかかります。

代表的なものに胃潰瘍や十二指腸潰瘍があり、患者の9割以上はピロリ菌感染者です。この状態になると、自覚症状もハッキリとあらわれるようになり、胃やみぞおちの辺りがシクシクと痛み出します。

ほかには萎縮性胃炎という病気もあり、これもピロリ菌が主な原因です。この病気は、痛みなどの症状もさることながら、真に怖い理由があります。それは、萎縮性胃炎にかかると、胃がんになる危険性が4倍から10倍にも膨れ上がるといわれていることです。1994年には世界保健機構(WHO)も、ピロリ菌を発がん物質と認定しています。

以上のように、症状が出ない場合もあれば、胃がんの原因にもなりうるという危険性があるため、感染した場合には対策が必要な怖い細菌であるといえます。

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