明るいうちに山小屋に着くことを勧めます

私が富士山に登ったのは、今から約40年ほど前になります。当時、私は17歳で高校2年生でした。クラブでワンダーフォーゲル部に入っていたので、日本最高峰に登りたかったのは言うまでもありません。ただ、クラブで富士山に登る計画はありませんでしたので、自力で計画して登ることにしました。と言っても単独で登ったわけではなく、母親、姉、叔母と合わせて4人で登る計画を立てました。

早朝、新幹線で新大阪を出発し、三島で降りて登山バスに乗り換え、5合目についた頃には、午後4時を回っていましたが、事前に泊まる山小屋を予約していたので、到着が夜になるのを覚悟で登り始めました。富士山は火山なので、登山道は溶岩がゴロゴロしてあまり登りやすいというイメージはありませんでしたが、危険な個所などはなく、ひたすら足元を見ながらゆっくりと登ったのですが、結局午後9時になっても予約しておいた8合目の山小屋に到着できず、仕方なく7合目の山小屋に泊まることになりました。標高で言うと3200mぐらいなので、700m登るのに5時間かかったことになります。夜間の登山は、霧が出たりすると登山道が解りにくくなるので、できれば昼間の明るいうちに登る方が良いと、その時は後悔したものです。

翌朝は、姉が高山病になってダウンしたため、私と叔母の二人で頂上を目指すことになり、朝の3時半頃に出発し、登りの途中でご来光を拝んだ後、午前6時頃には頂上に無事到着しました。頂上からの眺めは素晴らしいもので苦労して登った甲斐があったと思います。頂上の浅間神社にお参りした後、お鉢巡りをしましたが、風が強くて何度も飛ばされそうになったのを覚えています。剣ヶ峰には、今では撤去された気象庁の富士山測候所の建物とレーダードームが、その威容を誇っていました。ひとしきり記念写真を撮った後、体調が悪くなってきたので急いで姉と母親の待つ7合目の山小屋まで下山専用の須走道を駆け下り、一息ついたところで家族全員そろって無事に5合目の登山口まで下山しました。

その頃には、高山病で苦しんでいた姉も元気を取り戻し一安心しました。残念ながら、全員登頂とは行きませんでしたが、富士山を登るときの注意点を挙げるとすれば、やはり早朝に出発してゆっくりと時間をかけて登り、明るいうちに山小屋で一泊(仮眠でもよいと思います)し、朝早く起きてご来光を拝んだ後、ゆっくりと下山することで、事故等を起こさずに楽しい登山が満喫できるものと思います。

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