パルスオキシメーターで高山病の兆候をつかむ

私は33歳男性、公務員です。過去に大学生のころ、大学山岳部の合宿で富士山に登りました。登り口は御殿場口で、ほぼ麓から頂上まで登りました。季節は冬山、夏山両方、どちらも高所順応と冬山訓練で登りました。

富士山のつらいところは水場が全くないところです。なのでほかの山と違い水は下から担ぎ上げねばなりませんでした。冬山では近くにある雪を溶かして水を作ればいいのですが、夏山ではそうもいきません。

また日本で一番高い山ということで高山病の発症確率が非常に高いです。高山病にならないようにするために絶対無理をせず、水分を多めにとりキャンプする場所よりも高いところに行って、また降りてくるということを繰り返し、高所順応しながら登って行きました。

また、高山病になると血液中の酸素飽和濃度が落ちてきますので、兆候を図る目的で当時高額だったパルスオキシメーターを部で一つ購入し、結節結節でパルスオキシメーターで全員の酸素飽和濃度を測っていました。パルスオキシメーターは手のひらサイズの大きさで洗濯バサミのような構造になっており、指に挟んで使用します。測定時間も1分もかからないので非常に便利です。平地では95パーセント以上を示す血中酸素濃度も高所に行くに行くにつれ90、85とだんだん下がってきます。ここで適切な高所順応が行われていれば80代後半くらいなのですが、高山病になると70台に落ちてしまいます。こうなると頭痛やだるさといった風邪のような症状が出てきますので、そういう症状が出た場合は高度を下げる等の処置が必要でした。

また、富士山の恐ろしいところは全域が滑り台のようになっており、特に冬に滑落すると1000m近く滑落してしまうこともあり非常に危険です。また独立峰で周囲に風を遮るものがないので、猛烈な突風が吹きます。耐風姿勢、滑落停止の訓練は冬はマストです。

そんな危険な富士山ですが、さすがは日本最高峰、頂上の景色は格別です。富士山登山は厳しいものですが、その分登った頂上の景色は素晴らしいです。

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