ピロリ菌除菌後の再感染

ピロリ菌の除菌が完了した後で、再度感染することは非常にまれです。しかしながら、除菌後の検査で再感染が認められる場合もあります。ただし「そもそも除菌が完了していなかった」ケースがほとんどです。

ピロリ菌の除菌治療は、最終検査で陰性判定が出ると完了です。ところが、検査によって陰性判定が出たとしても、必ずしもピロリ菌が除去されたとは言い切れません。なぜなら、ピロリ菌が弱りつつも生き残っているような状況では、検査で偽の陰性判定が出てしまう場合があるためです。この場合、弱ったピロリ菌に対して追加の投薬が行われることもないため、ピロリ菌は再度力を回復させ、活発に動き回ることとなります。

除菌後1ヶ月以内に検査を行うと、このようなケースに陥る可能性が高いのです。このため、最終検査は通常、投薬期間が終了してから約3ヶ月後に行われます。3ヶ月ほどのタイムラグを設けることにより、たとえ上記のパターンであったとしても、ピロリ菌が復活しだしているため、陽性判定が出やすくなります。

上記の「除菌が完了していなかった」ケース以外に、本当の再感染もまれにあります。感染源は未だはっきりと解明されてはいませんが、経口感染が主な原因です。ピロリ菌保持者と同じコップを使用しての回し飲みや、キスなどで感染するといわれています。

しかし、その確率は2%以下という研究結果もありますので、気にし過ぎることはないでしょう。

スポンサーリンク