ピロリ菌の感染源(キスで伝染る?)

ピロリ菌の感染源は様々ですが、大別すると2つあります。

1つ目は、井戸水からの感染報告です。調査対象162名中、10年以上の井戸水愛飲者における保菌率は85.3%と、非常に高い割合を示すデータがあります。そしてこれは、排便と深い関係があります。

ピロリ菌は通常、胃に棲み付いています。ところが、一部は便に混じる形で体外へ排出されるのです。そして排出先の便所が汲み取り式である場合、井戸水へ混入する場合があると見られています。これは、年配の方ほどピロリ菌の保菌率が高いことと関連します。時代を遡れば遡るほど、上下水道の衛生状態が悪かったためです。尚、井戸水と同様の理由から、河川や下水などからもピロリ菌が検出されます。

2つ目は、経口感染です。ピロリ菌保菌者とのキスによって、感染する危険性があると指摘されています。つまり、人に伝染るということです。

ピロリ菌は排便で排出される場合もあれば、ゲップや嘔吐によって口の中へ逆流する場合もあり、そのまま口の中に棲み付いてしまうケースがあるのです。歯垢の3割、そして唾液の2割からピロリ菌が検出されたという報告もあります。

コップやペットボトルの回し飲み、食べ物の口移しなども、感染の危険性があります。とはいえ、、井戸水と比較すると感染の可能性は非常に低いです。

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