ピロリ菌除菌を逆流性食道炎の治療中に行いました

埼玉県在住の40代男性です。私がピロリの検査をしたのは30代の時都内の会社での人間ドックを扱っている検査機関で「無料でピロリの検査が出来ます」というキャンペーンに参加したのが理由です。

その結果がドックの健診結果と一緒に手元に来ました。「ピロリの陽性反応があり除菌をお薦めします」という内容でした。勤務先で産業医に相談したところ、毎年受けている健診結果で胃のバリウム検査結果は常に「要精密検査」で胃の形が潰瘍跡で凸凹の為バリウムでは癌などの疾患が判定出来ないので毎年内視鏡検査が必要になるとの事でした。当時はマーシャル博士がピロリ菌と胃癌との関連性でノーベル賞を取る前だった事もありコメントとしては「除菌をして胃の精密検査を止めるより毎年胃の精密検査を受ける方が大切」と言う事だった為そのまま放置する事になりました。

その後会社を辞めて地元の埼玉へ戻り10年経ちました。胃もたれを感じた時には市販の胃腸薬で様子を見る生活でした。逆流性食道炎の診断を受けるまでは。

自宅近くにある大学病院の消化器内科を受診し内視鏡検査による結果がでて薬による治療が始められました。画像に移っている胃袋には浮腫んだひだが浮かび上がっていてところどころ爛れ(びらん)が広がっている状態で、診断結果には「びらん性胃炎」と別にのっぺりとした胃壁の画像があり「萎縮性胃炎」のコメントがありました。「ピロリ菌の検査をした事がありますか?除菌をすれば元には戻らなくても胃癌のリスクを下げる事ができるし食道炎の改善が見込めます」医師は中々改善しない逆流性食道炎に関係するのか画像を見ながらピロリ除菌の方法を説明し始めました。

2度目の判定検査は血液検査でしたが、結果は通常の陽性反応の数値の3倍を超えていたため2次除菌までは健康保険適用可能だと励ましてくれました。除菌方法はランサップというPPI(タケプロン)と抗生物質のセットで費用は2000円位を一週間飲み続ける事だけでした。

逆流性食道炎の治療中だった為に既にPPI(ネキシウム)のお薬を常用として服用していたのを一時期中断する形で除菌治療が行われた為胃の具合が常に悪く、主治医に市販の胃薬を飲んでも良いか許可をもらいに行った事もありました。一週間後に呼気検査を受け結果として除菌成功でした。意外なのは血液検査によるピロリの陽性反応検査より呼気検査の方が高く3000円位かかった事です。

除菌後に驚いたのは唾液が出る事です。今まで自身の唾液を意識した事がなく、これが正常の反応なのだと初めて気づきました。そして逆流性食道炎を発症しても一度も経験が無かったゲップが多く出る事などです。どれも胃の働きが活発で正常だという証拠と実感します。もし、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの履歴があり治療しても胃の調子が戻らない時には一度ピロリの検査をしてみる事をお薦めします。検査方法や除菌方法は既に確立されていてとてもシンプルで安全です。